私は長年の間、大学で教育・研究に従事してきましたが、2020年3月に定年を迎えました。そして4月からはこれまでの経験を生かして、この相模国際学院の学院長として留学生の皆さんの教育に当たることになりました。これまでも大学で多くの留学生の皆さんを指導して来ましたが、これからは大学や専門学校への進学をめざす皆さんを応援することになります。
日本は昔から外国人材を様々な形で受け入れてきましたが、グローバル化時代を迎え、さらに積極的な受け入れを進めようとしています。世界を見渡しても、国境をこえた人々の交流がますます深まってきています。日本の場合、外国人材の受け入れ口として一番大きいのは日本語学校ですが、日本語学校の役割の重要性はこれからもますます増していくことでしょう。このように国内外から高まる期待に対して、相模国際学院は積極的に応えていきたいと思っています。
お互いのきずなを強め、友好を深めるためには、お互いの言葉や文化を理解し、生活を知ることがたいせつです。相模国際学院は留学生のみなさんがよりよい環境で日本語を学び、地域社会の一員として安心して暮らせるよう応援します。そして本学院が多文化共生社会の担い手となれるよう努めていきたいと考えています。
本学院は、2017年4月に開校した新しい学校です。経験豊かな先生や若手の元気あふれる先生など教員の層もあつく、学生もアジアを中心にひろく各国から集まっています。若い学校ですから卒業生はまだ多くはありませんが、専門学校などを経て働く場を見つけていっています。本学院で学んだ留学生が日本で、あるいは母国で、活躍してくれる日も近いものと期待しています。
みなさんも相模国際学院でいっしょに学びましょう。
学院長 三輪春樹